サーバー移転を伴うWEB制作のワークフロー備忘録

縁あって、とあるイベントサイトの改修＆サーバー移転＆新規WordPress構築を請け負うことになりました。
WordPress構築は何度かやっているのですが、半年や1年ごとで毎回調べながらやってるので、自分のワークフローを残していこうと思います。

身バレしない程度にぼかしつつ書いていきます。

今回の依頼内容

どうやら定期的にサイトをリニューアルしていて、最新のサイトをルートディレクトリで運用し、過去のサイトはサブディレクトリに格納しているようです。

平たく言うと「○○イベント Vol.10」とか「〇〇フェスティバル2020」とかそういう系です。
最新のイベントページはルートドメインで運用したいけど、過去の開催ページもアーカイブとして残しておきたい。

ご依頼いただいた時点のディレクトリ構造はこんなかんじ。

www
  └ public_html / index.php　　　　 　 ← URL：example.com
     ├ wp-admin / ～略～
     ├ wp-content / ～略～
     ├ wp-includes / ～略～
     ├ folder-1 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-1
     ├ folder-2 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-2
     └ folder-3 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-3

folder-1、folder-2、folder-3は普通にhtmlで作られていて、現在運用中のexample.comのルートディレクトリにWordPressをインストールしたと。
今回、現在運用中のWordPressで作られたサイト（投稿記事含む）を新しくfolder-4というサブディレクトリに移動して、example.comへのアクセスには新WordPressサイトを表示したいとのことです。
更に、将来的にfolder-5、folder-6・・・と増えていく予定がある。

完成イメージ

解決方法として、以下のようなディレクトリ構造にすれば将来的なメンテナンスも楽になり大きな問題はおきないのではないかと考えました。
本当は、アーカイブするWordPressはもう記事更新の見込みがないので静的サイトにしてしまった方がいいのですが、そこまでの時間とコストはかけられないとのことでした。

www
  └ public_html / index.php
     ├ folder-1 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-1
     ├ folder-2 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-2
     ├ folder-3 / index.html　　　 ← URL：example.com/folder-3
     ├ folder-4 / index.php　　　  ← URL：example.com/folder-4
     │  ├ wp-admin / ～略～
     │  ├ wp-content / ～略～
     │  └ wp-includes / ～略～
     ├ folder-5 / index.php　　　  ← URL：example.com
     │  ├ wp-admin / ～略～
     │  ├ wp-content / ～略～
     │  └ wp-includes / ～略～
     └ folder-6 / index.php　　　  ← 将来的に作成

なぜサーバー移転をするのか

クライアントからは特に「サーバー移転をしたい」という要望を受けたわけではありません。
ロリポップ！マネージドクラウドがとっても扱いにくかったからです・・・。

とまぁ、メリットよりデメリットの方が大きく自分のスキルにも見合っていないため使い慣れたエックスサーバーに移転させてくれませんか？とお願いしました。
インストール先を選べない件は、FTPソフトなどを使ってWordPressを手動インストールすれば解決するような気もしましたが、単純にめんどくさかったです。サーバーパネルでできることも少なく、自分で対応しなければいけないのできっとマネージドクラウドは玄人向けサービスです。

作業フロー

前置きが長くなりましたが、ここからは実際の作業フローを項目別に記録していこうと思います。