塩サウナって、塩を身体に塗るんでしょ??アトピーだと絶対傷口にしみるから入れないでしょ??
私もずっとそう思っていました。
でも、アトピー歴30年以上の私が恐る恐る試してみたところ、かさぶたができていれば(傷口が乾いていれば)入ることができました。
一度体験したら忘れられない、あのすべすべ肌の感触。普段ガサガサしがちな肌が、まるで生まれ変わったみたいになるんです。
この記事では、アトピー肌の私が塩サウナを楽しむために気をつけていることや、失敗談も含めてお伝えします。
塩サウナとは?基本をおさらい


塩サウナの特徴
- 低温・高湿度:40〜60℃程度で、一般的なドライサウナ(80〜100℃)より息がしやすい
- 塩を身体に塗る:サウナ室の中央に大量の塩が用意されている
- じわじわ発汗:急激に熱くならず、ゆっくり身体が温まる
塩サウナは、サウナ室に置かれた塩を身体に塗って楽しむスタイルのサウナです。
私はのぼせやすいタイプなので普通のサウナは苦手ですが、塩サウナなら20分くらい入っていられます。顔だけ熱くなる感じもなく、じんわり全身が温まっていくのが心地いいんです。
塩サウナの美肌効果のしくみ
「なんで塩サウナに入ると肌がすべすべになるの?」と気になって調べてみました。
- 浸透圧で発汗促進:塩が水分を引き出す力(浸透圧)で、普段より汗が出やすくなる
- アポクリン腺からの汗:サウナの熱で交感神経が活性化され、脂質やタンパク質を含んだ汗が出る
- 天然の皮脂コーティング:流れ出た新しい皮脂が肌を覆い、バリア機能が向上する
つまり、塩サウナでは保水力の高い新しい皮脂を自分の身体で作り出せるということ。外からクリームを塗るのとは違う、内側からの潤いなんです。
アトピー肌で塩サウナに入る条件
ここが一番気になるポイントですよね。
私の経験から言うと、以下の状態なら塩サウナを楽しめました。
入れた時の肌状態
- かさぶたができている(傷口が乾いている)
- ジュクジュクした浸出液が出ていない
- 赤みや腫れが落ち着いている
避けた方がいい時
- 掻き傷から血や浸出液が出ている
- 肌全体が赤く炎症を起こしている
- ステロイドを塗った直後
アトピーの症状は日によって変わるので、「今日の肌なら大丈夫そう」と自分で判断することが大切です。少しでも不安なら無理せず、普通のミストサウナを選ぶのもアリ。
塩サウナの入り方
一般的な入り方にプラスして、アトピー肌ならではの注意点を加えてご紹介します。
塩サウナは低温なので、発汗までに時間がかかります。先に湯船で身体を温めておくと、サウナ室でスムーズに汗をかけます。
水分補給も忘れずに。
汗をかいたことが分かるように、身体の水気を拭き取ってから入ります。
座る場所は前の人の塩が残っていることがあるので、お湯で流して清潔にしておきましょう。
ここがアトピー肌にとって最重要ポイント。
塩は絶対にこすらず、優しく乗せるだけにしてください。
ベテランさんは塩をゴシゴシ塗り込んでいますが、それをマネすると傷口に塩を擦り込むことになります。トントンと軽く叩くようにして、塩を肌に乗せていくイメージです。
顔に塗る場合は、目に入ると激痛なので鼻より下までにしておくのが安全。
全身に塩を乗せたら、じわじわと汗が出てくるのを待ちます。15分くらいで塩が汗で溶けて流れ始めます。
この「塩が溶けて流れる」タイミングが大事。塩溶効果で老廃物が流れ出るのはこの時です。
塩サウナの近くには専用シャワーがあるはず。塩をしっかり洗い流してから、水風呂や湯船に向かいましょう。
塩がついたまま湯船に入るのはマナー違反です。
ボディソープは使わなくてOK。塩サウナ自体に毛穴洗浄効果があるので、お湯で流すだけで十分です。
【失敗談】1週間後に行ったら肌が大変なことに…
すべすべ肌の感動が忘れられず、1週間後にまた塩サウナに行ったんです。
結果、背中・肩・二の腕が湿疹だらけになりました。
この時は塩を塗って5分くらいでヒリヒリし始めていたのに、「もう少しだけ…」と20分くらい粘ってしまいました。これが良くなかった。
温泉から上がる頃には肩がかぶれたような状態になり、翌日には背中全体に広がって、回復に2週間かかりました。
アトピー肌が塩サウナに行く間隔の目安は、1〜2ヵ月。肌のターンオーバー周期(約28日)に合わせるのが良さそうです。
塩サウナを楽しむための3つの注意点
1. 滲みたらすぐに出る
「もうちょっと我慢すれば効果が高まるかも」は危険な考え方。
ヒリヒリし始めたら、それは肌が限界のサイン。すぐにシャワーで洗い流しましょう。私は3セット目で10分くらいでヒリヒリしてきて、慌てて出たことがあります。
2. 保湿はいつもの2倍
塩サウナに限らず、サウナ後は肌が乾燥します。
一時的にすべすべでも、時間が経つと入る前より乾燥していることも。脱衣所に着いたら、できるだけ早く化粧水や保湿クリームを塗ってください。
いつもより「塗りすぎかな?」くらいがちょうどいいです。
3. 岩塩タイプの施設を選ぶ
最近は塩の種類にこだわる施設も増えています。
- 岩塩:天然ミネラル豊富で肌への刺激がマイルド。初心者やアトピー肌におすすめ
- 海塩:ミネラルバランスが良いが、やや刺激が強い場合も
- 精製塩:純度は高いが、ミネラル分が少ない
可能なら、岩塩を使っている施設を選ぶと安心です。
塩はこすらず、塗り込まず、乗せるだけ。滲みると思ったらすぐに洗い流しましょう!
塩浴という健康法
昔から「海に行くとアトピーが落ち着く」と言われますよね。私も子どもの頃、海水浴の後は肌の調子が良かった記憶があります。
塩サウナと同じ原理を利用した「塩浴」という健康法も存在します。塩を溶かしたお湯を肌に塗って、浸透圧で老廃物を排出する方法です。
ただし、塩サウナや塩浴が「アトピーを治す」という医学的なエビデンスは見つかりませんでした。あくまで肌の調子が良い時に楽しむリラクゼーションとして捉えておくのが良さそうです。
まとめ
- 塩サウナは低温・高湿度でのぼせにくく、発汗によって天然の皮脂コーティングができる
- アトピー肌でもかさぶたができていれば入れる(個人差あり)
- 塩はこすらず乗せるだけ、滲みたらすぐ出るのが鉄則
- 通う間隔は1〜2ヵ月空けるのがおすすめ
- 保湿はいつもの2倍を心がけて
アトピーでガサガサの肌でも、塩サウナ後は本当にすべすべになります。この感動は一度味わったらやみつき。
普通のサウナはすぐのぼせてしまう私ですが、塩サウナなら長く楽しめるのも嬉しいポイントです。出た後に露天風呂で冷たい風にあたりながら、身体から湯気が立ち上るのを眺めるのも最高ですよ。
これからも定期的に通いたいと思います。そのためにも、新しい傷を作らないよう日々の保湿を頑張らなくては…!

